郭中医鍼灸院

Tel:048-258-6536 《予約優先》

郭中医漢方薬店

メール予約はこちら

自律神経失調症

自律神経とは

内臓、血管などの働きを調整する神経系で、交感神経と副交感神経の二種類があります。これらは片方が機能を促進させれば、 もう片方は抑制作用により体の働きをコントロールしています。交感神経は主に日中に働き、血管を収縮させて血圧を上げたり、 胃腸の働きを抑えたりして、体を適度に緊張させます。副交感神経は、交感神経と逆で、主に夜間に働き、血圧を下げたり、 胃腸の働きを良くしたりして、体をリラックスさせます。

自律神経失調症とは

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって、さまざまな症状を引き起こすのが、一般的に言われる自律神経失調症です。 体がだるい、疲れやすい、不眠、冷え、のぼせ、動悸、肩こり、頭痛、めまい、食欲不振、汗出、下痢、便秘、血圧不安定などのような 症状がよく見られます。しかも検査をしても異常がないことが多いようです。自律神経失調症の原因は、不規則な生活、ストレス、 気候の変化などが深く関係していると思われます。中医学の考え方では、陰陽失調にあたります。詳しく弁証すると、いくつかの タイプに分けられます。
<肝うつ気滞タイプ>
気分が落ち込む、外に出たくない、胸部の圧迫感、食欲がない、腹脹、腹痛、げっぷ、便秘などが現れる。
<心脾両虚タイプ>
物事を考え過ぎクヨクヨする、食欲がない、疲れる、気力がない、不眠、動悸、下痢など。
<心腎不交タイプ>
イライラ、怒りっぽい、不眠、多夢、のぼせ、寝汗、動悸など。

自律神経失調症の鍼灸治療

自律神経失調症に対する鍼灸治療は、非常にソフトな刺激で行います。刺激を与え過ぎると返って交感神経を亢進させてしまうことが あります。治療後、体がポカポカしたり、軽くなったり、ぐっすり眠れるなどの反応が出ます。よく使うツボは、内関、神門、百会、神庭、 四神聡、三陰交、太衝、安眠、肝兪、心兪です。そこに、細い鍼で浅く刺入する治療を行います。症状に合わせてツボにお灸もします。 温和な熱刺激がツボから体の中に浸透していき、体がリラックスしていきます。慢性的な症状は、数ヶ月の治療が必要になりますが、 数回の治療で劇的に改善される方もいます。ある程度、症状が落ち着いたら、月に1~2回の治療、漢方薬の併用や自宅での温灸、ローラー鍼を することによって維持、再発予防をしていきます。

漢方薬<自律神経失調症>のページはこちら

診療カレンダー

診療カレンダー

休診日
9:00~13:00
【上記以外】
 9:00~12:00
14:00~18:00